なんでも時代は「オロナミンC」(大塚製薬)なんだそうである。
言われてみれば、ここ最近アカ抜けてきたし、態度もデカイ。
これもキムタク(木村拓哉さん)を起用したCMのためだろうか。
いやいや、それもあるんだろうけど、この“C”というのが、ビタミンCのイメージでクセモノみたいなのだ。
そのため、女の子なんかは「身体にいいような気がする」と飲んでいるらしい、実際いいんだろうけど……。
しかも炭酸飲料としては、適量だとか(ペットボトルは飲みきれない)。
まして炭酸飲料系にしては、甘すぎないし、一番おいしい女の子向けの最強飲料だというんである。
これにはおじさんビックリ。
なんたって、昔の「オロナミンC」といえば、牛乳やウイスキーで割ったり、ときには卵黄を混ぜたりして(Cセーキというらしい)、家族向け万能飲料だったではないか。
実際1970年代のCMでは、そんな「オロナミンCカクテル」なる飲み方をアピールしていたハズ。
そして、そんなCMに登場していたのが大村昆だ。
まぁ、読売巨人軍ジャイアンツも集団でCMしてたけど、そこでも昆ちゃんが最後に登場。
つまり、オロナミンCといえば、大村昆なのだ。
しかし、最近はキムタクときた。
一体どーいうこっちゃ。
時代は変わった。
もしもカロリーカットとか、お肌にいいコラーゲンやらビタミンBやら食物繊維なんかが入ったオロナミンCが発売されたら、これはOLたちの間で大ブームになってもおかしくない。
むむむ、恐るべしオロナミンCの底力なのだ。

1997年頃にあった「オロナミンCコラム」コンテストに投稿した原稿のリライト版。その後、実際に栄養価を高めた「オロナミンCロイヤルポリス」なども発売されました。
また当時はまだイマドキの炭酸水は売っていなかったように思います。ソーダ割り用の炭酸水缶はあったと思いますが、お酒コーナーに置いてあるだけで一般的ではありませんでした。
ちなみに、無糖の炭酸水「NUDA(ヌューダ)」がキリンビバレッジから発売されたのが、2006年2月、このコラムを書いた19年後でした。
そして、2009年頃のハイボール人気で、炭酸水が一般に普及したそうです。


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