2007年春、女性誌がまとめて結婚を大特集している!
2007年5月16日(水)発売の『anan(1561号)マガジンハウス』の特集「恋より楽しい結婚をしよう!」がおもしろいなぁと思って読んでいたら(これ読むと、ホントに結婚したくなりますよ)。

同5月7日発売の『CREA6月号(文藝春秋)』の特集も「結婚の謎100」のタイトルで結婚ネタ。
と思えば『InRed(宝島社)』もウェディングドレス特集やってるし、『VOGUE6月号(コンデナスト・ジャパン)』には『VOGUE BRIDE〜花嫁はセレブ』なんて別冊がついてました。
さらに『MORE(集英社)』や『Style(講談社)』をはじめ、次に発売される『With(講談社)』でも「結婚式お呼ばれ服」特集があって、すべての女性誌が〝結婚〟について特集したり企画にしたりしています。
時期的に〝ジューン・ブライド〟といわれればそうかもしれませんが、昨年の今頃は〝結婚〟ってあんまり扱っていなかったと思うし、一体これはどういうことなのでしょうか。
ちなみに『anan(1561号)恋より楽しい結婚をしよう! 』の目次はこんな感じです。
なんと出産・育児までをカバー。
- 仲間由紀恵が考える結婚のカタチ「恋愛より深い絆で結ばれる。そんなパートナーと出会いたい」
- 誰もが羨むラブラブ夫婦に聞いた、結婚生活ってこんなに楽しい!
- 本当に本当にこの人でいいの? 運命の相手を見極めるテスト7
- 冷めない二人でいたいから、愛が続く秘密の魔法を教えます
- あえて結婚しないのはなぜ? 同棲カップルたちの”いま”をリサーチ
- 結婚したいのに、できない…。そんな女のジレンマを解決!
- 女の願望や理想とどう違う!? 男たちが結婚観を大告白!
- 独身芸人、本気で誌上プロポーズ! 憧れのあの人にアプローチ大作戦
- 実は結婚するより大変だという、離婚って一体どんなこと?
- 出会い、挙式、余興、ハネムーン…、ウェディング最前線コラム
- いちばんかわいい花嫁になりたい! ハッピー・ウェディングドレス
- 気分も華やいで、おしゃれ! およばれ服最新コーディネート
- 愛する人から贈られたい! 人気ジュエラーのエンゲージリング
- プロポーズから新居まで、なにを、いつ、いくらで…?
- やっぱり気になるお金と段取り。結婚&新生活スケジュール帳
- いつかママになるときのために、知っておきたい出産&育児のこと
結婚できなかった〝負け犬〟ブームの反動なのかもしれません
過去にも、結婚したいしたいブームと、逆に結婚したくない・独身族ブームは交互に訪れては何度もカタチを変えてメディアで語られてきました。
もしかすると、今回は2003年に大ヒットした酒井順子著『負け犬の遠吠え(講談社)』あたりの反動なのかなとも思ったのですが……。
というのは、某女性誌の編集者の知り合いに聞くと、企画はおおむね3年先まで決まっているらしいのです。
すると〝負け犬ブーム〟が起きた2004年あたりに各誌の結婚企画がされていたら、2007年春の出版はタイミングもぴったり。
来年の今頃の女性誌特集が楽しみです。
■酒井順子著・負け犬の遠吠え(講談社)

実はこのエントリーの翌年、2008年に『婚活時代(山田 昌弘/白河 桃子・著)ディスカヴァー・トゥエンティワン』が発売され、イッキに〝婚活〟ブームが到来しました。
興味深い流れです。
その後、結婚するための小悪魔ブームや玉の輿マニュアルなど続々登場。
のちの反動として、今度は〝負け犬〟の代わりに〝自分らしく生きよう〟という空気感がそれから高まったと感じています。
そのさらなる反動が〝婚活アプリ〟なのかしら。


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